施設外観 |
食堂 |
活動室 |
居室(1人部屋) |
居室(2人部屋) |
浴室 |
新施設 新樹楽園 完成!
3年前の今頃、みんながもっと自立して、楽しく安心して暮らせるようにするにはといった内容を職員で検討する機会があった。日々の暮らしをどんなふうに送って欲しいか意見を挙げていく中で、「今後も高齢化は進んでいくものの、全員が高齢という訳ではない」「他者との関係でストレスを感じる人もいれば、寂しがり屋さんもいる」「お風呂とトイレはゆっくり使って欲しい」「自分の部屋として楽しんで欲しい」「食事を家庭的な雰囲気でとって欲しい」「可能性を引き出せるようにしたい」など、将来の夢や希望を出し合ったことが思い出された。
H29年8月、国や県やいろいろな方達のお力添えをいただいて、星塚町に新しくみんなの家が完成した。これまでにプロジェクトチームとして関わってきた職員にとっては何もかもが学びであったり、知恵の出し合いであった。考え方を統一するための話し合いも納得いくまで繰り返してきた。
引っ越して数日たった頃、「私は、今までずっとおうちに帰りたいと言っていたけど、もう言わないよ。その理由はここが私の家になったから」と女性の方が話してくださった。あの時の職員の想いを取り組んでいける家になっているか、これからこの家をどのように活かしていくかは私たち職員にかかっている。みんなが個々自分の暮らしを楽しみ、その楽しみがもっともっと広がっていくように絶えず努力していきたいと思う。
障害者支援施設 新樹楽園
施設長 倉 千砂子